今年こそは○○するぞ!
一体どれくらいの人が、去年の年始に誓った決意を覚えているだろうか。
覚えていたとしても、どれくらいの人が成果を残しただろうか。
大前研一氏は時間とムダの科学
の中で、このように語っている。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。
この三つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
当たり前だが、”行動を伴わない決意表明”には何の意味もない。
思っただけで自分が変われるなら、誰も苦労しない。
大前氏は続けてこう語っている。
時間、場所、友人の中でどれか一つだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることがもっとも効果的なのだ。
これはすなわち、どういう風に時間を使うかが、その人の人生を決めるという事だろう。
そして人は瞬間的に変われるものではない。
時間配分を見直し習慣を変えることで、ゆっくり少しずつ変わっていくものなのだろう。
新年を迎えた時、新しい環境に飛び込んだ時、人生の岐路に立った時、大前氏の言葉を思い出す。
さて、今年はどう過ごそうか。